2018年8月21日火曜日

デジタル鉄道模型の遊びかた選びかた 車両編1

鉄道模型に限った話ではありませんが、日本人は一般的に様々な努力を重ねて目標を達成することを、良しとする傾向が強いと感じます。

でも鉄道模型を走らせて遊ぶのが目的であれば
なるべく簡単に「走らせて遊ぶ」に到達した方が楽しいはずです。
「鉄道模型を作る」とか「鉄道模型で電気工作する」のが好きなら、それを大いに楽しんで頂ければ良いと思いますが、
「鉄道模型を走らせて遊ぶ」が目的であれば、なるべくそれ以外のことは後回しにする方法を考えた方がいいと思います。

メルクリンのHOと言う規格でデジタル鉄道模型を始めれば、現在販売されている車両は殆ど全てデジタル対応しているので、デコーダを搭載する電子工作は不要です。
ディーゼル音やモータ音、駅のアナウンスなど「サウンド」機能も多くの車両に標準搭載されています。

例えばmarklinの品番36624にあるBR24という蒸気機関車では

左のリンクで紹介しているドイツのLippeというお店で約138ユーロで売られています。
Märklin 36244 class 24 lippeの販売ページへのリンク
(リンク後に表示される価格にはドイツの付加価値税19%が加算されています。
お店のアカウントを作成し日本に住所設定すると付加価値税なしの価格で表示されます)

この蒸気機関車だけを買うと送料は27.5ユーロになるので、
合計約166ユーロ、1ユーロ130円で計算して21580円で手に入れることが出来ます。

この機関車は当たり前のようにデジタル対応のデコーダを搭載しており、
走行にあわせた音や汽笛、アナウンスなど10種類以上のサウンドが鳴らせます。
おまけに標準で煙が出る機能が付いています。改造する必要はありません。

煙のもとになる液体は別途購入する必要がありますが、走行音を鳴らし煙を出して走るHOスケールの蒸気機関車が2万円と少しで買えてしまいます。

外国のお店がこの製品を紹介しているYoutube動画です。
この機関車は入門モデルという扱いで、安くするために少しだけディテールを簡素化しています。蒸気機関車だけでなくディーゼル機関車や電気機関車にも入門モデルは存在し、モデルチェンジはありますが常にこうした製品が販売され簡単に手に入ります。


つぎは日本型の場合です。BR24とよく似た蒸気機関車でKATOのC56があります。


市場在庫が殆どないようで、ネットではほぼ定価の35000円前後で売られています。

音も鳴らなければ煙を出すこともありません。
そもそもデジタルに対応するデコーダも搭載されていません。

自分でサウンド機能のついたデコーダを搭載するには大改造が必要です。
カトーのHOゲージ、C56-160号機と12系客車4両のDCCサウンド加工特製品をSL北びわこ号セットとして105000円で販売します。
(大阪にある模型店 もけいや松原さんのブログにある改造記事)

改造が苦手な人のためにメーカのKATOがサウンドデコーダ搭載モデルを販売しています。(HO) C56 DCCサウンド搭載済み(KATOの販売ページへのリンク) 

リンク先を見るとわかりますが、サウンド付デジタル機関車の値段は61560円。
上で紹介したメルクリン蒸気機関車の国際送料込価格と較べて約3倍もします。

アナログの機関車を買ってきて、分解して、デコーダを付けて、半田付けして、苦労してデジタル化して遊ぶのが悪いとは言いません。それも一つの遊び方です。
でも鉄道模型を「走らせて遊びたい」なら、手軽かつ費用面でも有利なメルクリンで始められることをお勧めします。

2018年8月16日木曜日

サラエボの路面電車

サラエボの路面電車
(2013年10月 サラエボ中心部にて)

奥に見える建物はホリディ・イン・サラエボ。
内戦中のメディア中継はこのホテルから発信されていたらしい。
サラエボの路面電車

2018年8月12日日曜日

ブログ開設にあたって

ブログ開設にあたってその意気込みとして大層なあいさつを書いてみようと思います。

2018年8月11日土曜日